【集中学習と分散学習】問題集にあるチェックボックスの使い方

本紹介

問題集や一問一答の左側に四角のチェックボックスがついていますが有効利用できていますか?

なんとなく使ってるけどもっといい使い方があれば参考にしたいと思ってる方もいるのではないでしょうか

今回は「進化する勉強法」で紹介されている集中効果と分散効果を活用したチェックボックスの使い方を説明します。

集中学習と分散学習について

「集中学習」
十分に理解できたすぐあとに、同じかあるいはよく似た課題の学習を続けて行うこと

「分散学習」
 最初に学習した内容について間隔をあけて復習を繰り返すという学習方法

集中学習は長く記憶するためには有効ではないとの研究結果があります。
理由は覚えてる状況で復習しても長期記憶にはならないとのこと。
思い出すことで長期記憶に移行しやすいのです。

分散学習については、1日以内の復習だと効果は薄いものの、2日目以降であれば最適な復習時期を逃しても高い復習効果があるとの研究結果があります

集中学習と分散学習の使い分け

よくわかっていないと感じられる内容は集中学習をまず行います。
そして、数日後にすでによく理解している内容や集中学習が終了した内容の分散学習を行います。

具体的にどのような基準で振り分ければいいかというと、「直観」で決めてください
なんと直観で決めた方が学習効果が高いとの研究結果もあります。

一問一答や問題集に期待したいこと

・テキスト読解の補助にしたい
・一目で覚えにくい問題を判別したい
・短期記憶を長期記憶にしたい
 →思い出す回数を増やしたい

【チェックボックス活用のための具体的な手順】

それでは具体的な使い方を紹介します

①テキストの「読めていない」部分を発見

テキストの読み方が甘いところを問題形式で見つけ出して再度読み直します。
解説文の内容を含めて理解が曖昧と感じたらチェックボックスに斜線を引きましょう!
(※〇×があってるかどうかの基準で斜線をひくわけでないことに注意)

ここで斜線がつけるかどうかで後々の復習回数が変わるのでどんどんつけていいと思います。
1ページか区切りのいいとこまで終わったらすぐにテキストを読みます。

ちなみにチェックボックスに〇は書かなくていいです。記入するのが手間なのと、〇があるとあとで見返したときに見にくいです

②理解度を高めるために当日中の繰り返し

ある程度問題をこなしたらチェックボックスに斜線をつけた問題再度挑戦します。
間違えたらさらに斜線で×印にします。ここで一問一答の解説部分にテキストから追加したいことがあれば書き込みます。

さらに繰り返した際に間違えたら☒の一部を塗りましょう。

③翌日の理解度チェック

翌日にチェックボックスで2回以上間違えている問題を解きます。
ここでも間違えていたら斜線か一部の塗りつぶしをして繰り返し解きます。
(1つのチェックボックスが埋まってもほかのチェックボックスは使わない)

理解できてないようならテキストを読みましょう

④1週間後の復習

1週間後ぐらいにチェックボックスに斜線が一つでもある問題を解きます。
間違えたら斜線か一部の塗りつぶしをして繰り返し解きます
  

時間と気力に余裕があるならチェックボックス未記入問題もここで解きたいです。
  

記憶の効率をよくしたいなら、できるだけまとめて問題をこなしましょう

⑤別のチェックボックスでも同じように 

 ある程度期間をあけてほかのチェックボックス欄で①~④をこなします
(※チェックボックスに書き込む色は変えた方がわかりやすい)

最後に

一番大切なのは最初に触れたときに理解度を高めることです。
理解していないものは短期記憶されないので長期記憶されません
問題の〇×だけが長期記憶されてしまいがちです。
意識して理解するように努めましょう

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