自分の考えを言語化するために必要な3つのこと『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』

本紹介

自分の言葉で話したいと悩んだことはあると思います。まずは型を身に着ければそのうち自分の言葉で話せるようになると写経や暗唱をやりませんでしたか?

立派になったのは外面だけで、自分の思想を表現できるようになった気はしない。どうすれば表現ができるのでしょうか?

そもそも表現したいと思ったのは、言葉にできないけれど抱いた感覚を言葉にしたいと思ったからですよね。

であれば飾るのは最後。まずその感覚に目を向ける必要があります。自分自身の思考から生み出せるものがあれば、いつだって文章を飾るために言葉を整える方法を学ぶことはできます。綺麗な文章から思考が生まれるのではなく、思考から言葉が生まれるのです

それでは自分の考えを言語化して表現するために必要な3つのポイントを『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』より紹介します。

本質を掴んで、感情に向き合え

本質を掴むとは、抽象化です。客観視することで見えない線を繋ぎ関係性を見出すのです。構造を理解するといっても過言ではないでしょう。

似たような構造の知識が必要になるので、読解力とともに徐々に力がついてきます。多分こちらは問題ない人が多いはずです。問題があってもどうにかなります。

問題は感情に向き合うことです。どちらというと我々は「感情」を低俗なものとしてみなしがちです。

主観より客観
感情より理性

しかし客観的で理性に基づいた表現をしようとすると書けなくなります。書こうとした内容と同じ物がこの世にすでに存在しているのです。ネット上には必ず。

なぜそれでも表現したいのでしょうか?

「表現したい」「伝えたい」という感情があるからです。

自己矛盾に気付けば書けない
気付かなくともありきたりな内容と思って書けない

ですから書くためには自身の感情と向き合うことが大切なのです

思いっきり自分に目を向けてみることが必要だ。自分の意志・感情・意見がない言葉をどれだけ紡いだところで、そこには何の意味もない。人はそんな言葉に心を動かされることはない。人の心を動かすのはいつだって解説ではなく、感情だ

『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』

感情に目を向けて自己表現することで自身の立ち位置が決まります。

  • 誰にでもいい顔をしたい中立の立場
  • 権威の傘下で自己を隠しての発言

今すぐ安全を捨てましょう。言葉で表現したいと感じたなら向き合うことに尽力するのです

100%表現できないことを恐れろ

感情と向き合い言語化するのは難しい。だから完璧主義になってはいけません

そのときに感じたことを、どれだけ丁寧に言葉にして人に伝えられるか。直観は 100%正確に言葉にすることはできない。しかし、その 100%正確ではない、ということに対して謙虚になりながら言葉を重ねていくしかない。

『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』

100%表現できないのは諦めて受け入れる。とはいえ完璧に表現出来ないのは仕方ないと受け入れてはいけない。

日々100%に近付ける精進が必要なのです。

量を重ねろ

どんなに頑張っても100%言葉で表現出来ないからこそ、より近付けるために量をこなす必要があります。

まずは迷ってないでどんどん言葉にしたほうがいい。質は量から生まれる。その逆はない。  思考を言葉にする作業はフローの作業だ。頭の中に生まれたきらめきや一瞬の情報の断片を捕まえるときに立ち止まって迷っていると、「波に乗る」ことができない。どうせ言葉なんて発した瞬間から消えていくものなのだ。だから、臆せずにどんどん外に出してしまえばいい。

『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』

初めから質の高いアウトプットもでません。人は感情ととことん向き合うことはしないので経験もしにくいです。だからこそ表現したいなら言葉にするのを迷う必要はないのです。

まとめ

  • 本質を掴んで、感情に向き合え
  • 100%表現できないことを恐れろ
  • 量を重ねろ

言語化に大事な要素は以上の3点です。

確固とした立ち位置から生まれた感情を言葉で説明できるのであれば、その言葉はたとえありふれたモノであってもオリジナリティを帯びるのです。

言語化したい想いがあるなら、とことんその感情と向き合うことからはじめてみませんか

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