社会人が良き学びをするなら「見栄を張る」ためにしましょう
「資格手当がほしい」「独占業務の担当になりたい」「独立したい」といった明確な目的があれば迷うことはありません。今回はそういった明確な目的がない曖昧な場合の動機についてです
見栄。もしくは権威付けとも言い換えていいかもしれません。
たとえば
・名刺のその資格保有者であると記載する場合に
・誰かに専門知識を話すときに説得力を少しでも上げたい場合に
などです。
見栄を張りたいと思う場合には、資格取得後のイメージが鮮明です。
もしかすると特定の相手が想像できる程かもしれません。
目的がある場合には効率的により深く学ぶことができます。
よって「見栄を張る」ために資格をとることは忙しい社会人にとってベストなのです。
それではなぜ自己啓発のためにとらない方がいいでしょうか?
資格に対するモチベーションの違い
比較しながら解説します。
見栄を張るためにとる場合の典型例
・見栄のために取得しなければ話にならない。まずはなりふり構わずとる。
・合格後は見栄を張りたい相手に話せるように分野を絞って話せる題材を用意する。
つまりは浅く学んで周辺知識を獲得してから必要な分野を深く学ぶことができます。
資格の難易度にもよりますが、これは非常に効率的な学びといえます。
ちなみに資格をとったことを自慢したいだけな場合もあるかもしれません。が、それはそれで目的が達成できているでしょう。
自己啓発の場合の典型例
資格の勉強をこなしていればなにかいいことがあるだろうと目的がボヤけたまま資格をとることを決意したのではないでしょうか
勉強していると、今後必要なさそうな分野の学習をしなければならない機会と出会うことになります。
つまり資格勉強では、「お金」もかかり「時間」も費やし、さらには「資格勉強の意味」とも戦わなければなりません
自己啓発目的だと資格取得にこだわることがないので脱落しやすいです。また取れたとしても長い時間をかけてしまいます。
本当に自己啓発目的か考えてみる
もしかしたら見栄の欲求をもつことが恥ずかしいことだと思っているかもしれません。
資格勉強において、「見栄」は原動力として優秀です。外にださなければ醜い感情もばれません。
「見栄」の感情をもっと肯定してあげましょう。
資格をとることで自信をつけたいという考えも「自分に対して見栄を張りたい」と考えていいと思います。中身より目に見える成果があれば自信がつくという考えですから資格をとる必要があります。
また中には純粋に自己啓発をしたい欲求がある方はいます。
そういった方が資格のテキストに学習範囲を縛られるのはもったいないです。
資格にこだわってしまったばかりに、より深く学べたはずなのに資格取得しても実践できる学びは何もできていなかったなんてことはよくあります。
勉強のモチベーションを上げるために資格を利用するのはいいと思いますが、興味を持てる分野を発見できたら資格のことは忘れましょう。
受験費用はもう返ってこないサンクコストです。もったいない感情は捨てて興味をもった分野を突き進みましょう。
最後に
今回は資格勉強を取る動機の中では「見栄」は優秀という話でした。
資格にこだわらなければ「誰かのため」が最も頑張れると思います。
資格をとらなくても誰かのためにできることは多いので、資格勉強では悩みの種となる場合はありますが・・・
目的はモチベーションに繋がる原動力ですが、目的がなくとも勉強する習慣や仕組みをつくれれば問題ありません。
ただ何も考えないと目先の資格取得することのみが目的になってしまいがちです。
より良く学びたいなら、何をしたいのかなぜすべきなのかを振り返る時間をかならず持ちましょう。
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