テキストを読んでも頭に入ってこない人のための学習法【一問一答】

資格・勉強法

テキストを読んでいるうちに集中力が欠けて、いつの間にか字面だけを追っていることはありませんか?目線が動いているだけで理解できていないと気付いていてもそのまま先へと読み進めていることはないでしょうか

しっかり読もうと思っても時間をかけても、問題を解いてみると全然理解できてないなんてことはよくあると思います。

今回は一問一答問題集を使ってテキストをより理解できるようにする3つの方法を紹介します。

そもそも読んでも頭に入ってこない理由は?

読んでも頭に入ってこない理由は主に2つあると思います

  • 用語を知らない、知らない箇所が多すぎる
  • 何も考えずに読んでいる問題意識がない

テキストを読むなら知らないことがあるのは当然ですが、それでも知らない箇所が多すぎると情報をうまく整理することができません。また何も考えずに読んでいると意識の焦点がぼやけてしまい字面だけを追うことになってしまいます。

とはいえテキストは覚えなければならない情報が多くて、考えながら読むと時間が足りません。特に知らない用語が多いときは考えて注意深く読む段階まで到達できません。

そこで一問一答問題集を使うと、何度も問題を解くことで用語への接触回数が増えて整理できる程度まで理解できるようになります。また問題形式は強制的に集中してテキスト読むことができます。一問一答集を使えば、ただテキストを流し読むよりは成果がでるようになります。

一問一答問題集のメリット・デメリット

まず一問一答問題集の使い方の前によくいわれるメリット・デメリットを確認しましょう。

【メリット】

  • 手軽に取り組むことができる
  • 覚えてない箇所を確認できる
  • 重要問題のみをやれば最低限度の知識が得られる

【デメリット】

  • 丸暗記になりやすい
  • 知識と知識がつながりにくい(体系的な理解がしにくい)
  • 少し問題が違うと答えられない場合もある

意識すべき3つのアプローチ

通常通り使うと一問一答問題集はお手軽で便利ですが深い知識に繋がりにくいです。

そこでデメリットを解消できる3つのアプローチ方法を紹介します。

一問一答の問題をみながらテキストを読んでみる

時間がなくて考えて読むことができないのであれば、考える力の代わりに一問一答の問題を先に見てからテキストを読む手順を踏みましょう。字面だけを追わずにすみ、意識の焦点を定めながらテキストを読めるので理解度が高まります。

答えを覚えてしまうデメリットがあるのでは?」と考える方もいると思いますが、一問一答の解説部分とテキストを紐付けられるメリットが大きいです。一問一答を使う際には「答えそのもの」より「なぜその答えに至ったか」を重要視しましょう。

具体的に例えてみる(抽象→具体)

日本の硬貨は6種類である。〇か×か

問いに正解しただけで満足してしまってはいけません。少なくとも一つは具体例をあげられなければ何も理解していないと同じです。

その問いについて何を知っているか」を判断するために 抽象的な問われ方をした問題に対しては具体的に答えられるようにしましょう。

ルール化してまとめてみる(具体→抽象)

100円玉の縁にはギザギザがある。〇か×か」という問いを正解することだけで満足していませんか?視野を広げてみるとさらに学びがあるのでもったいないです。

「ほかの硬貨はどうなんだろう?」→「昔の10円玉・50円玉・100円玉・500円玉はギザギザがあるぞ」→「今の硬貨には50円玉以上ならギザギザがある!」→「どうして10円玉にギザギザをつけなくなったんだろう?」→「高価な硬貨にギザギザをつけているんじゃないか?」→「昔の10円は価値が高かったから10円玉にギザギザがあるんだろう」

以上のような思考をしてルール化することができればより深く理解でき忘れにくくすることができます。

とはいえ疑問点を挙げるだけで終わってしまい次が続かないこともよくあります。そんなときは疑問に思ったことを一問一答の解説部分にメモをしておきましょう。この習慣がつけば学習が進んだある段階で理解が深まるきっかけになるでしょう

おわりに

良質な一問一答問題集は今回紹介した3つのアプローチ方法がすでに解説部分に記述されています。またテキストを見れば書いてあることが多いので記載がなければ解説部分に追記しましょう。手を加えることでより充実した一問一答の使い方ができるはずです。

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