「本を確かに読んだはずなのに、どんな内容だったかを聞かれても答えらえない」
読書メモを残して本の内容を要約して全体を把握したはずなのに、何を主張してた本なのかをまとめた要約を見なければ思い出せないこともありますよね?読書の仕方・方向性が間違ってるんだろうかと悩んでしまいます
「コンサルタントの読書術」ではコンサルが短期間で知らない分野を語るための読書方法論を解説しています。
あなたの読書の目的は何でしょうか?目的の焦点がぼやけた読書ではいつまで経っても目指す姿にはなれません。
今回は読書を成果に繋げるためには「本を読む前に読書から何を得たいかを考えることが大切である」について解説します。
読書の一般人とコンサルの読み方の違い
なぜ一般人とコンサルで差がでてしまうのでしょうか?まずは一般人の読み方とコンサルの読み方の比較をしてみましょう。
【一般人の読み方問題点】
- 自分の問題点を深堀していないため、目的があいまい
- 領域を十分に絞り切れていない。フォーカス不足
- 読む本が間違っている。勉強のための読書になっている
- 成果につながっていない
つまり何を達成したいかあいまいなまま、なんとなく役立ちそうで幅広く網羅した本を買ってしまう。そして成果がでず、諦めてしまう・・・
特に新しい分野を学ぶときに資格をとることから始める人は注意!!
【コンサルの読み方】
- 「自分が取得したい知識・スキルの全体を俯瞰して、そこから狙いを1点に絞って集中読書」
- 「読書は仮設検証をしながら読み、すぐに実践に結び付ける」
一方でコンサルは真逆であることがわかります。コンサルはまず全体を確認してから方針を考えます。そして一冊の本からすべてを学ぼうとせずに目的に沿った事がらに集中して吸収して実践するのです。
逆に一般人は書籍通りに読めば必要な知識が入るだろうと思い込んで、書き手に思考を依存します。そして裏切られます。
実践しよう!読む前に何を得たいか考える
では一般人が成果に繋げるために何をしたらいいのでしょうか?それは本を読む前に本から何を成果として取り出すかを考えてみることです。なにも読まずに考えるのが難しいなら、「はじめに」「あとがき」「目次」を参考にする。
また具体的に差し迫った問題にぶちあたったときはある意味チャンスと考えて、解決する方向をまず決めてから、本を読んで実践してこの考え方を身につけましょう。
本の要約が学習において効果が理由はここにあります。要約は作者の言いたいことを簡潔にまとめるだけで目的意識がないからです。
そもそも網羅的にメモを残したとしても要約は難しくですよね?本にはいろいろ良いことが書いてありますからね。要約メモの前に作者の言いたいことを絞り切る能力が必要です。自分にとって効果的な読書をしたいのに、要約は作者の方ばかりみてしまうから効果的な読書にならないというわけです。
「意味のある要約とは本の抜粋ではなく、本の内容に対して自分が考えて、自分なりの言葉でまとめ直したものということになります」
最後に
今回は 本を読む前に読書から何を得たいかを考えて実践すれば、効率的な学習ができるという内容でした。
どうしてもせっかく買った1冊の本だから隅から隅まで読みたくなりますが、「どういった読書をしたいのか?」を考えてすぐに実践する必要があるなら「選択と集中」によるコンサルの読み方を実践しましょう!
ライティング技術を高めたいみなさんこそコンサル的読み方を!
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